当財団は、外食・観光・福祉などホスピタリティ産業の発展を通じて「ホスピタリティ」の概念が社会に定着し、それを通じて国民が健康で心豊かな生活を営むことができることを事業活動の目的としています。
研究開発等助成事業(研究部門)は、外食産業やホテル産業、観光・医療・福祉産業など、ホスピタリティ産業の発展に関連/寄与する研究開発に対して助成を行うものです。 (教育部門:寄附講座別途)
令和7年度の研究開発等助成事業の募集は締切りました。
特別枠募集とは
当財団では創立以来、研究開発助成事業を事業の大きな柱として行ってきました。 現在の助成対象は「ホスピタリティ産業の振興に資するもの」であり、対象分野が幅広いため、年度によって特定の分野・テーマを指定し、研究内容の深化に寄与したいと考えます。 特定分野・テーマは研究開発助成事業の一部分として「別枠」で募集するもので、通常の研究開発助成はこれまでと同様に募集します。
令和7年度の特別募集
令和7年度は特別枠での募集を中止します。
1.助成対象
外食産業やホテル産業、観光産業、医療・福祉産業等における「ホスピタリティ事業」の発
展に寄与する研究内容であるもの。
研究の内容が明確で、思いやりの心を醸成し、食文化向上や観光を通じた地域振興に寄与す
るなど、国民の健康や心豊かな生活に寄与し、その成果が社会に還元出来ることが期待でき
るもの。
*尚、パソコン、ソフトウエア、光学機器、分析機器等の汎用性のある高額備品類の購入費は対象になりません。
学会出席の交通費等も同様ですのでご注意下さい。
2.申請者の資格
申請者の資格は特に設けていません。
但し大学、公立研究所等の、広く公に認知されている機関の正規の職員であることが望まし
い。
3.助成額
理事会で決定します。
4.審 査
当財団内の助成等審査委員会(学識経験者その他全6名)において、適否を審査し、理事会が
決定します。
審査にあたって内容のヒアリング、或いは計画書の再提出をお願いする場合があります。
5.応募方法
当財団所定の申請用紙(様式1)に必要事項を日本語で記入の上(研究計画書、予算計画書
を添えて)、財団事務局までお送り下さい。計画書の内容と予算の整合性を精査します。
様式1は最新年度のものをご利用下さい。
申請書は、捺印のうえ必ず郵送願います。応募書類は返却いたしません。
提出期限:令和7年1月4日(必着)
6.研究成果報告及び収支の報告
研究報告書は、会計年度(3月20日)終了後、可及的速やかに提出して下さい。最終の報告期限は
4月20日とします。
*提出された研究報告書は公開とします。研究成果を学会等に発表する場合は、当該研究が当財団の助成を受けた
旨、明記して頂きます。
助成金の収支報告書は、4月10日までに、会計責任者が捺印の上提出して下さい。
7.お問い合わせ先
公益財団法人 江頭ホスピタリティ事業振興財団 事務局
募集要項・ご注意、並びに申請書様式は下のファイルでご覧いただけます。
*記入用の申請書ワードファイルの請求は、このページの一番下のアドレスまで。
研究開発助成等審査委員会について
審査委員会は、学識経験者3名、産業界識者1名、その他2名の計6名により構成されています。
令和6年1月4日締切までに提出された研究開発助成事業応募案件の審査は、各審査委員が精査し、
令和6年1月29日に開催した審査委員会にて討議し、審査結果を2月22日に開催した理事会に答申しました。
令和6年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) |
研究者/担当者 (敬称略) |
研 究 表 題 |
山形大学農学部 教授 |
永井 毅 | 米麹の発酵力を生かした高機能性発酵あんの製造技術開発研究 |
九州大学大学院農学研究院 准教授 |
本城 賢一 | バクテリオファージカクテルならびにバクテリオシンの併用による多剤耐性腸球菌ならびにグラム陽性菌制御に関する研究 |
一橋大学大学院 社会学研究科 教授 |
赤嶺 淳 | 「油脂間競争」の60年 -食の安全保障と人間環境保全をめぐる摩擦の超克 |
立命館大学 立命館グローバル・イノベーション研究機構 准教授 |
光斎 翔貴 | 国産ワインの支払意思額:新興の国内小規模ワイナリー集積地へのワインツーリズムによる効果 |
中村学園大学 栄養科学部 准教授 | 川野 光興 | バクテリオファージを用いた食品由来薬剤耐性菌の食品上での殺菌法開発 |
兵庫医科大学薬学部 助教 |
永田 実沙 | LGBTQ当事者が医療において直面する課題と配慮の現状に関する双方向的探索研究 |
東京大学大学院 経済学研究科 講師 | 元木 康介 | ホスピタリティ産業におけるバイオフィリックデザインに関する研究 |
追手門学院大学 地域創造学部 教授・学部長 |
藤田 武弘 | 持続可能な都市農村交流推進に資する「農泊システム」再構築に関する研究ー農家民泊先進地「長野県飯田市」を事例にー |
帝京大学文学部 講師 |
渡邊 瑛季 | 日本の地方都市におけるスポーツイベントの誘致による観光都市化戦略に関する研究 |
一般社団法人循環のまちづくり研究所 代表理事 |
中村 修 |
資源循環とワンヘルスを学ぶスタディツアーに関する研究 -福岡県みやま市をフィールドに- |
日本大学生物資源科学部 専任講師 |
片上 敏喜 | 食文化観光の成立要因と波及効果に関する研究 |
芸術文化観光専門職大学 芸術文化・観光学部 准教授 |
池田 千恵子 | 地域資源を活用した「まち全体宿」による観光まちづくり |
【教育部門:寄附講座】 | ||
玉川大学観光学部 教授 |
法島 正和 | ホスピタリティ・マネジメント |
立命館大学食マネジメント学部 教授 |
井澤 裕司 | 総合講座(食とジャーナリズム) |
令和5年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) |
研究者/担当者 (敬称略) |
研 究 表 題 |
大分大学医学部 准教授 |
小宮 幸作 | オンライン診察におけるホスピタリティに関する調査研究 |
九州大学大学院農学研究院 准教授 |
本城 賢一 | バクテリオファージを利用した多剤耐性Enterococcus faecalisの制御に関する研究 |
宮城大学 食産業学群 助教 |
滝口 沙也加 | 個人経営の飲食店を対象としたお店の「入りやすさ」に関する研究 -視覚行動とインタビューによる消費者の実態をふまえて- |
中村学園大学 栄養科学部准教授 | 川野 光興 | ファージを用いた生鮮食品由来薬剤耐性菌の殺菌法開発 |
自治医科大学医学部医学科 客員研究員 |
柏木 良幸 | インドネシアにおける地域を中心とした緩和ケアシステム開発研究 |
【教育部門:寄附講座】 | ||
玉川大学観光学部 教授 |
法島 正和 | ホスピタリティ・マネジメント |
和歌山大学観光学部 教授 |
大浦 由美 | 地域づくりの理論と実践 |
立命館大学食マネジメント学部 教授 |
井澤 裕司 | 総合講座(食とジャーナリズム) |
令和4年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) |
研究者/担当者 (敬称略) |
研 究 表 題 |
山形大学農学部 教授 |
永井 毅 | うるち玄米およびもち玄米を用いた機能性豊かな玄米豆腐の製造技術開発 |
石川県立大学生物資源環境学部 准教授 | 中口 義次 | 次世代の食中毒を含む感染症の対策に向けた抗微生物活性を有する新素材の開発研究 |
中村学園大学栄養科学部 教授 |
三成 由美 | 森林保全の為に駆除されるエゾ鹿の肉を有効利用した薬膳発酵食品の開発と環境保全事業 |
神戸大学大学院国際文化学研究科 准教授 | 辛島 理人 | 観光と国際政治 -国連世界観光機関を事例として- |
専修大学人間科学部 研究員 |
金 思穎 | コロナ禍での防災食等に関する社会学的研究 -コミュニティの活動家に対するアンケート調査及びインタビュー調査- |
東京都立大学都市環境学部 助教 |
坂本 優紀 | 地域社会を主体とした自然観光資源の保全と観光利用に関する研究 |
【教育部門:寄附講座】 | ||
立命館大学食マネジメント学部 教授 | 井澤 裕司 | 総合講座(食とジャーナリズムj) |
玉川大学観光学部 教授 |
法島 正和 | ホスピタリティ・マネジメント |
和歌山大学観光学部 教授 |
大浦 由美 | 地域づくりの理論と実践 |
令和3年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) |
研究者/担当者 (敬称略) |
研 究 表 題 |
中村学園大学栄養科学部 准教授 |
津田 晶子 |
ウイズコロナ時代の食・ホスピタリティ産業における外国語ニーズ分析:九州を例に |
静岡県立大学国際関係学部 准教授 |
松森 奈津子 | ウイズコロナ時代のホスピタリティとセキュリティ |
金沢大学先端科学・社会共創推進機構 博士研究員 | 嘉瀬井 恵子 | 芸術祭における地域住民のホスピタリティ意識の形成メカニズムに関する研究 |
九州産業大学 教授 |
乾 弘幸 | ホスピタリティ産業従事者の感情労働と授業員満足に関する研究 |
九州大学農学研究院 准教授 |
本城 賢一 | k-セグメントを有するレタス低温誘導性タンパク質の抗菌性なたびに凍結防御機能解析に関する研究 |
琉球大学農学部 教授 |
内藤 重之 | 新型コロナウイルス感染拡大による観光・外食需要の減少が食料・農業・農村に与える影響の解明―我が国有数の観光地である沖縄県を事例として― |
東京大学新領域創成科学研究科 博士研究員
|
安藤 奏音 | カメラモニタリングを用いた秋芳洞観光中の環境改変行動の実態と再来意欲向上のメカニズムの解明 |
県立宮城大学食産業学群 助教 |
滝口 沙也加 | 男性の食事作りに対する経験の分析と普及に関する研究―意識と能力を高める条件に注目して― |
石川県立大学生物資源環境学部 准教授 | 中口 義次 | 地球規模で考える「寿司」と「刺身」の安全学:多角的解析が導く魚介類媒介食中毒菌の流行と予防法の提案 |
【医療福祉特別枠】 | ||
該当なし |
||
【教育部門:寄附講座】 | ||
和歌山大学観光学部教授 |
藤田 武弘 | 地域づくりの理論と実践 |
令和2年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) |
研究者/担当者 (敬称略) |
研 究 表 題 |
京都大学大学院農学研究科 職員 |
奥井 ひかり |
ヒト試料の利用を巡る倫理的・法的課題 ―試料の所有権と管理権 |
静岡県立大学国際関係学部 准教授 |
松森 奈津子 |
ホスピタリティの系譜学 ―客・敵、歓待・排除の二項対立を超えて |
九州大学農学研究院教授 | 宮本 敬久 | バクテリオファージによる食中毒菌制御の研究 |
株式会社コムテック22 | 上原 征彦 |
日本におけるフードサービスの歴史的展望 ―JFの諸活動との関係を踏まえた歴史分析 |
京都大学医学部付属病院 助教 |
武信 洋平 |
集中治療領域へのユマニチュード法導入が治療に 与える影響 《新型コロナ感染拡大の為辞退》 |
山形大学農学部教授 | 永井 毅 |
ジビエ肉の高度有効利用を目指した高品質な 肉醤開発 |
金沢大学先端科学・社会共創 推進機構博士研究員 |
嘉瀬井 恵子 |
芸術祭における地域住民のホスピタリティ意識の 醸成に関する研究 《新型コロナ感染拡大の為辞退》 |
専修大学人間科学部研究員 | 金 思頴 |
食とコミュニティの防災活動に関する社会学的研究 熊本地震及び九州北部豪雨の被災地での参与観察及び インタビュー調査を踏まえて |
東北大学農学研究科准教授 | 高橋 計介 |
安全性を高め、かつヒトの健康を増進する養殖牡蠣 の処理法と調理法の探求 |
名古屋大学大学院 医学系研究科看護学専攻教授 |
入山 茂美 |
医療ツーリズムを見据えた日本人看護職のホスピタリティに関する研究 |
アジア栄養食育産業人材 育成塾准教授 |
向坂 幸雄 |
国際的栄養食育人材育成を目的とするツーリズム型研修 プログラムの構築 |
【観光産業特別枠】 | ||
山梨大学地域防災・マネジメンント 研究センター教授 |
鈴木 孟康 |
通訳アプリを用いた災害対応実験による災害時の外国人 旅行者支援のための会話データベースの構築 |
東京理科大学土木工学科計画研究室教授 |
寺部 慎太郎 |
Wi-Fi技術と機械学習を用いた歩行回遊観光における目的地 推奨アルゴリズムの開発 |
中村学園大学栄養科学部教授 | 水元 芳 |
食のダイバーシティに対応するフードツーリズム・モデルの 構築 |
玉川大学観光学部教授 | 家長 千恵子 |
SDGsとホスピタリティとが融合した観光まちづくりに関する 調査研究―ニセコエリアにおける新たな観光まちづくりの あり方を中心として |
立命館大学産業社会学部 准教授 |
富永 京子 |
エシカル・ツーリズムからみる新しい時代の観光に関する 考察 |
山形大学農学部准教授 | 渡辺 理絵 |
ふるさと資源による関係人口づくりと共創型観光むらおこし に関する研究 |
和歌山大学食農総合研究所 特任助教 |
植田 淳子 | 研修システムからみる農家女性の主体性形成に関する研究 |
【教育部門:寄附講座】 | ||
和歌山大学観光学部教授 |
藤田 武弘 | 地域づくりの理論と実践 |
玉川大学観光学部教授 | 香取 幸一 | ホスピタリティ・マネジメント |
令和1年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) | 研究者/担当者 | 研究表題 |
福井県立大学准教授 |
松下元則氏 | 地域活性化を目指す「食」イベントの効果の検証 |
静岡県立大学准教授 | 松森奈津子氏 | 体系的な「ホスピタリティ思想史」の構築 観光客および外国人材受け入れ拡充策としてのグローバルマインドの形成に向けて |
和歌山大学教授 | 藤田武弘氏 | ツーリズム・テロワール概念を活かした食農連携の再構築と地域活性化への貢献に関する研究 |
一橋大学大学院教授 | 赤嶺淳氏 | 成熟社会における食生活 バナナのサプライチェーン研究を中心として |
一橋大院/デリー大院 博士後期 | 渡部春奈氏 | 戦争の記憶と観光開発 インド北東部における戦争観光の事例から |
高知大学教授 | 河野俊夫氏 | 光センシングによる冷凍ミールの非接触品質推定法に関する研究 冷凍食品の解凍時品質を保証するためのコアテクノロジーの開発 |
神戸大学大学院 博士前期 | 酒井萌乃氏 | ミクロネシア連邦ポンペイ州における生活習慣と肥満の関係 本島と離島居住者の栄養摂取量および身体活動量の比較から |
山形大学教授 | 永井毅氏 | 常温長期発酵熟成法による低塩美味な甘えび醤油の開発 |
奈良県立医科大学附属病院 助教 | 鈴木渉太氏 | 外国人患者が処方されたくすりを適正に使用することを目指したメソッド『OMOTENASHI』アプリ版の開発と調剤薬局における評価 |
東北大学大学院准教授 | 高橋計介氏 | 牡蠣を飲むこと・牡蠣を食べることの意味 官能検査と成分分析から得る科学的根拠 |
同志社女子大学教授 | 天野太郎氏 | 北海道富良野地域における地域食「富良野オムカレー」の成立と外食産業への展開を通した活性化のありかた |
東京成徳大学准教授 | 関谷大輝氏 | タトゥーを受け入れる公共入浴施設に対する印象評価の変容に関する実証的検討 利用客の不安低減に伴う効果と影響の解明 |
【外食産業特別枠】 | ||
九州大学附属図書館付設記録資料館准教授 | 宮地英敏氏 | 沖縄のうれんプラザの観光市場化に向けた問題点の発掘と解決策の提言 「目玉」としてのハラルフード |
昭和女子大学准教授 | 藤澤忠盛氏 | 消滅可能性都市における外食産業の実態把握と空き店舗空間の再構築 地域・風土性を活かした付加価値とホスピタリティを求めて |
新潟大学教授 | 清野誠喜氏 | 高齢者の食生活における外食・中食の位置づけに関する研究 食行動の分析を通じて |
【教育部門 寄附講座】 | ||
和歌山大学 | 観光学部 | 地域づくりの理論と実践 |
玉川大学 | 観光学部 | ホスピタリティ・マネジメント |
平成30年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) | 研究者/担当者 | 研究表題 |
高知大学農学部教授 |
河野俊夫氏 | 機内食のスチーム&オーミック融合再加熱法に関する研究 |
鎌倉女子大学教授 |
谷口亜樹子氏 |
鎌倉地域資源しらすを活用したブランド商品の開発 |
筑波大学医学医療系 教授 |
徳田克己氏 | フードサービスの店舗におけるバリアフリーの問題点と解決策の提案 |
九州大学芸術工学研究院准教授 |
尾方義人氏 |
外食産業で利用された茶葉茶木の再利用方法による地域観光産品の持続的開発 |
山形大学農学部教授 |
永井 毅氏 |
新奇な無塩醤油様調味料の開発 |
長崎県立大学経済学部 教授 |
宮地晃輔氏 |
人的資産・組織資産としてのホテル産業人材のホスピタリティ・スキル継続的改善のための「学習と成長の視点」からの教育プログラム構築に関する研究 |
地域防災計画学会 (福岡大学准教授) |
西澤雅道氏 |
九州北部豪雨等を踏まえたホスピタリティ関連企業及びコミュニティの防災計画 |
日本大学商学部教授 |
相原 修氏 |
ミール・ソリューションの形態と革新 |
新潟大学農学部教授 | 清野誠喜氏 |
農産加工品パッケージの嗜好分析と提案に関する研究-中国人観光客向けの商品開発を対象に |
香川大学教育学部 准教授 |
大久保智生氏 | 小売店舗における防犯意識とホスピタリティの検討:安全安心なまちづくりの観点から |
京都大学医学部付属病院専門職学位生 | 鈴木渉太氏 | 外国人患者が処方されたくすりを適正に使用することを目指したメソッド「OMOTENASHI」アプリ版の開発と調剤薬局における評価 |
高知大学農学部教授 | 村井正之氏 | シニア食品向けの新規とろみ剤の開発とその食感分析にに関する研究 |
聖心女子大学文学部 教授 |
高橋雅延氏 | 「食」をめぐる思い出の心理学的研究 |
九州大学農学研究院 教授 |
宮本敬久氏 | サルモネラ食中毒発生リスク軽減に関する基礎研究 |
上智大学総合グローバル学部教授 | 福武慎太郎氏 | 東南アジアにおけるプランテーションと地球経済 -コーヒー、バナナ、オイルパームを中心として |
【教育部門:寄付講座】 | ||
和歌山大学観光学部 | 学部長 藤田武弘教授 | 地域づくりの戦略論-都市農村交流によるホスピタリティ人材の育成- |
玉川大学観光学部 | 学部長 香取幸一教授 | ホスピタリティ・マネジメント講座 |
平成29年度の研究開発助成事業
研究者所属(助成先) | 研究者/担当者 | 研究表題 |
山形大学農学部教授 |
永井 毅氏 |
新たな新な食文化の創出と実現に向けた高品質な米粉麺の開発 |
福井県立大学経済学部准教授 |
松下元則氏 |
「食」のイベントを起点とした地域活性化:良循環創出のメカニズムの解明 |
目白大学経営学部准教 |
井上綾野氏 | 倫理的食品の購買行動における有効性評価と自己意識的情動 |
鎌倉女子大学家政部教授 |
谷口亜樹子氏 |
鎌倉地域資源しらすを活用したブランド商品の開発 |
東京経済大学現代法学部准教授 |
松崎順子氏 |
イギリスにおける和食店のレビュー分析と現地調査 |
一橋大学大学院社会学研究科 教授 |
赤嶺 淳氏 |
コモンズ論再考 -キノコ類の採取と万人の権利をめぐるマルチサイテット・アプローチを手掛かりにして |
地域防災計画学会 |
西澤雅道氏 |
熊本地震を踏まえた外食産業のBCPとコミュニティの地区防災計画 |
桜美林大学大学院老齢学研究科 |
島影真奈美氏 |
ホテル・旅館業界における高齢者雇用の促進要因に関する研究 |
東北大学大学院農学研究科 准教授 |
高橋計介氏 |
養殖マガキの安全性を単とするとともに生食とは異なる風味と機能成分を引き出す加温・加圧処理 |
宮城大学食産業学部教授 |
石田光晴氏 | 放牧肥育を利用した豚肉の食味性の検討とそのブランド化 |
東北大学加齢医学研究所教授 | 山家智之氏 | 安全な食のホスピタリティを提供できる、食事中の誤嚥を防ぎ、嚥下性肺炎を予防するシステム |
京都教育大学理科教育研究室 准教授 |
中野英之氏 | 科学知を地域住民ともてなし分かち合い地域振興に繋げる教育実践の試み |
【教育部門:寄付講座】 | ||
和歌山大学観光学部 | 学部長 藤田武弘教授 | 地域づくりの戦略論-都市農村交流によるホスピタリティ人材の育成- |
玉川大学観光学部 | 学部長 香取幸一教授 | ホスピタリティ・マネジメント講座 |
平成28年度の研究開発助成事業
研究者(助成先) |
研究表題 | 概 要 |
山形大学 農学部 教授 永井 毅 氏 |
持続的生産・流通・消費を促す、山形県庄内地域在来作物の高付加価値化研究 | 抗酸化性、活性酸素種補足効果、血圧上昇抑制効果並びに抗アレルギー効果を14種の主要在来作物で検討し、栄養学的特徴を明らかにし、交配種野菜と比較して高い機能性を有することを解明した。在来作物はヒトの食味に適合するよう品種改良されていないが、豊富なビタミンCやβ-加戸店、ポリフェノール類等による優れた生体調整機能が期待できることが示唆され、有用性を活かした調理・加工法の開発が期待される。 |
関西大学 社会学部 教授 富田 英典 氏 |
地域観光とホスピタリティ:まち歩きボランティア活動の映像記録と観光情報のデジタル化 |
観光情報のデジタル化について、スマートフォンで簡単に利用できるようなアプリケーションお開発に着手したが、最中に無料のアプリ政策ツールのサービスが終了してしまったためウェブサイトの作成に変更し、吹田市のまちあるきボランティア活動「吹田まち歩きナビ」を開発した。 |
高知大学 農学部 教授 河野 俊夫 氏 |
食品素材に含まれる豚肉成分の非破壊検出法に関する研究ーハラル食品対応へのコア技術ー | 対象物を、生肉・茹で肉・調味料・調味料を用いた肉の加熱調理品の四通りにわけてスペクトル測定を行い、利用頻度の高い調味料26種を選んで検出モデルを構築し、実際の調理を想定した加熱調理品に対して混入の正解率を求めた。 |
高知大学 農学部 教授 村井 正之 氏 |
高齢者向けの介護食に好適な水稲品種の開発とその食味・品質評価に関する研究 | 柔らかくても米粒の形状を保持し、かつ粒同士の癒着が少ないコシヒカリとインディカ米の中間程度の新しい栽培品種を開発し、その特徴や適性を、軟飯と普通飯で味・香り・硬さ・粘り・外見・総合の6項目で比較評価し、明らかにした。 |
早稲田大学大学院 環境/エネルギー研究科 助手 井上 和久 氏 |
地域固有文化を活用した観光まちづくりに関する研究 | 地域固有文化を活用した観光まちづくりに、統一的かつ複合的評価の指標を「行政財政」・「地域経済」・「文化接点」の三分類を組み合わせて構築した。この指標を用いた評価の上位三県は山梨、島根、福井であった。 |
和歌山大学 観光学部 学部長 藤田 武弘 氏 |
市民農園の新たな展開と地域コミュニティの変容に関する研究2 | 市民農園の新たな形態である農業体験農園をビジネスモデルとして検証すると共に、地域コミュニティへの影響を考察する研究の二年目。都市型の農業体験農園の利用者1,841名にアンケート調査を行いその意義と役割をまとめた。 |
新潟医療福祉大学
健康科学部 |
『美味しさ』と『共食』に関する研究 | 誰かと食事を共にする時に、共食者間の親密度が美味しさに与える影響を調査した。食パン・米菓・キャンディを用いて実験を行った結果、電気味覚閾値が優位に低下したことから、親しい者との共食が「味」を感じ易くすることがわかった。 |
石川県立大学
生物資源環境学部 |
世界農業遺産を活用した地域コミュニティの集客経済効果と潜在力 | 世界農業遺産の祭事は伝統的価値が見直される一方継承のあり方が問われている。「能登の里山里海」認定地域にある、地元に住む男性のみによって行われてきた祭りの維持が困難となっている現状から、地域外部の学生と共同で継承するという形態の可能性についてアンケート調査を行い、経済基盤が弱体化する地方の農山漁村における地域資源継承の担い手確保と経済活性化の可能性を探った。 |
宮城大学 食産業学部 教授 石田 光晴 氏 |
放牧肥育を利用した豚肉の食味性の検討とそのブランド化 | 耕作放棄地を利用して新たなブランド豚を生み出す研究の3年目。放牧地の放射能汚染と牧草を摂取した豚肉について、未除染地域での放牧と畜舎内での肥育を比較して調査した。セシウム137は土壌中に堆積していても、牧草の葉や茎には移動せず、豚肉からも検出されなかった。 |
地域防災計画学会 会長代理 西澤 雅道 氏 |
九州地方等の地域コミュニティにおける食、災害及び共助並びにホスピタリティ事業のBCP(事業継続計画)に関する考察 | 熊本地震後の現地調査を踏まえ、地域防災力、地区防災計画、事業継続計画、地域防災力強化等、それぞれ論文をまとめた。その他シンポジウムの開催等も行った。 |
産業医科大学 健康予防食科学研究室 特任教授 徳井 徳孝 氏 |
日本型食生活推進のための米食と腸内環境改善に関する疫学研究 | これまでの食習慣を大きく変えずに健康的な食生活を送るため、米の種類だけを変更して腸内細菌叢が改善できるかを調査した。 |
一橋大学大学院 社会学研究科 教授 赤嶺 淳 氏 |
地域ブランドとエコラベル認証の相乗効果 -水産資源の持続的な利用と漁業地域の活性化をめざしてー |
水産資源の持続可能な利用を保証するエコラベルの認知度は極端に低く、地域ブランドとの相乗効果は確認されなかった。 |
新潟大学 農学部 教授 清野 誠喜 氏 |
単身世帯男性を対象とした食育活動のあり方いついての研究-単身世帯男性における食生活の実態を考慮してー | これまで食育活動の対象となることの少なかった単身世帯男性を対象として、食生活の実態に即した効果的な食育活動の在り方を検討した。 |
名古屋市立大学大学院 人間文化研究科 准教授 浜本 篤史 氏 |
海外旅行客をめぐるマナー問題への対応・適応ーセグリゲーション(棲み分け)に注目した社会学研究ー | 訪日外国人の増加がもたらす日本社会の変化として、属性に基づく棲み分けが進む可能性があり、それを念頭に置きながらマナー問題の現状を調査した。 |
一橋大学大学院 社会学研究科 修士 中島 薫 氏 |
現代マレーシア、ハラール認証制度下の「ハラール」の多様性 ー日系ムスリムのハラール食品の消費行動に着目してー |
豊かになった現代マレーシアのムスリムにとってのハラールの意味や多様性の変化を明らかにする調査を行った。 |
【教育】 和歌山大学
観光学部学部長 |
地域作り戦略論~都市農村交流によるホスピタリティ人材の育成~ | 「域学連携」の観点から行う実践的な学びの寄付講座。農村地域の再生を目的に社会人など多世代の人々と共に問題解決を図る。キャリア形成等からの検証により、地域課題解決のためのインターンシップへの積極的な参加や行政職への就職など、本講座が実践に結び付いていることが確認された。 |
【教育】
玉川大学 |
ホスピタリティ・マネジメント講座 | キャリア教育の中核として位置づけ、海外インターンシップ、就職支援サービス、キャリア関連講座・研修と連携してホスピタリティ産業人材としてのキャリアデザイン構築の一端を担った。 |
Email:e-zaidan@h4.dion.ne.jp
Tel:092-471-2466
月曜 ~ 金曜
9:30 ~ 16:30
土・日曜、祝日
休業
〒812-0893
福岡市博多区那珂3-28-5 ロイヤルホールディングス株式会社内
連絡先:
公益財団法人 江頭ホスピタリティ事業振興財団 (旧名称:財団法人 江頭外食産業及びホテル産業振興財団)
当財団の事業年度は、3月21日に始まり、翌年3月20日に終わります
〒812-0893
福岡県福岡市博多区那珂3-28-5 ロイヤルホールディングス株式会社内
Tel:092-471-2466 Fax:092-471-6566 e-mail:e-zaidan@h4.dion.ne.jp